先日、パスポートをカンボジアの日本大使館で更新してベトナムへ出国しようとしたらできませんでした。
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一度その旨を日本大使館で相談したところ、言われたことは二つ。
- パスポートを海外で更新した後の出国はなるべく空路で
- ビザの延長は期限が迫っているなら必要書類を持って直接移民局へ行くべき(移民局で直接すれば即日発行されなくてもオーバーステイにならない)
ということでパスポートの更新に引き続き、今度はビザの延長のためにプノンペンへやって来ました。
海外で困ったらするべきたった一つのこと
今回のように、パスポート、ビザ、ワーパミなど、その国での滞在や出入国に関するトラブル、働くための申請などのことで困ったらするべきことはたった一つです。
日本大使館へ相談する
これが間違いなく一番確実な方法です。
特に、制度が整っていない、情報が流通していない、職員によって言っていることが変わるような国では、大使館の情報が一番確実であり、間違いがありません。
そのためにも現地のSIMを活用して情報得るためにSIMフリースマホは必携です。
カンボジアに来たらSMARTというキャリアが、通信速度早い上に手頃な価格なのでおすすめです。(1ヶ月$8で40GBまで使用可能)
今回の手続きから学んだこと
今回のカンボジアでの行政的な手続きと、出入国を巡った一連の騒動から学んだことは主に以下の二つ。
- 海外でパスポートを更新したらなるべく空路で出国
- カンボジアのビザ延長は移民局で直接申請すれば申請中はオーバーステイにならないし圧倒的に安い
1.海外でパスポートを更新したらなるべく空路で出国
日本のような島国で育つと「外国へ行く=飛行機」というイメージになりますが、陸続きの国々では当然ですが飛行機だけが外国へ行く方法ではありません。
特に、東南アジアを陸路で周遊する旅人も少なくありません。
それくらい大陸内移動が簡単で安いのですが、パスポートを更新した後は少し考えた方が良さそうです。
更新や出入国に関する手続き自体は間違っていなくても、国境などの職員にはパスポート二つ持っている外国人への対応がマニュアル化されていないこともあるからです。
これは実際に大使館や移民局職員ですら言っていて、情報が端々へ共有されていないと今回のようなことが起こるそうで。
空港に行けばほぼ間違いはないとのことだったので、今後ぼくらと同じように海外でパスポートを更新した方はぜひ空路で出国を試みてください。
2.移民局でビザ申請中はオーバーステイにならない
カンボジアは旅行でも仕事でも入国に際してビザの取得が必要になるのですが、ビザを取得すると30日間の滞在が許可され、引き続き滞在を希望する場合は、期間内に延長手続きをしなくては行けません。
ビザを延長しないまま滞在すると、出国の際にオーバーステイの罰金として$10/dayの罰金が科せられます。
ビザの延長は旅行代理店でも可能ですが、その場合は余裕を持って申請を出さないとオーバーステイの対象になります。
例えばこういうこと。
・6月28日にシェムリアップで申請
・29日にプノンペンへ郵送
・30日が休業日だったりすると
・受理されるのは7月1日(オーバーステイ決定)
これはわかりやすく、申請から受理されるまでの1日単位で表記していますが、実際は延長の申請には2週間ほどかかるので、滞在期間が30日あるからと言って先延ばしにせず、ある程度余裕を持って延長の申請を出しましょう。
ただ、直接移民局へ行けば申請中のオーバーステイは免れられます。
例えばこういうこと。
・30日に移民局が空いていれば申請可能
・受け取りまで2〜3週間を要するが、この期間はオーバーステイにならない
こう言ったことが起こります。
まとめます。
移民局で直接ビザの延長を行うと
- 申請中のオーバーステイの対象にならない
- 代理店だと申請中にビザが切れるとオーバーステイの対象
- 移民局でやるとかなり安い($180/年)
- 代理店でやると$280〜300
- 移民局の手続きは難しくない(不備があると教えてくれる)
- 代理店は不備が発覚すると申請が一度キャンセルになる
直接やることで、その国の制度を知ったり現行の規則を知ったりと勉強になります。
もちろん、日中あまり出歩く時間が取れない方は、代理店でお願いをできますが、先述したように時間にはかなりゆとりをもって申請を出しましょう。
まとめ
最後にカンボジアの日本大使館と移民局の情報を載せておきます。
▼在カンボジア日本大使館
▼移民局
ぼくらは前日の深夜バスで朝5時にプノンペンへ到着し、そのまま朝食を食べて7時OPENという移民局の情報をもとに向かいました。
7時に行けば「8時からだ」と言われ、近くのカフェで時間を潰して向かえば「8時半からだ」と言われ・・・。
きっと手続きもめんどくさいのかなって思っていたら、案外そんなことはなく手続き自体はすんなりいきました。
ただ、どうしても理解できないことやその後の段取りが読めない時は、移民局にいながら日本大使館へ電話すれば対応してくれるので安心でした。
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