カンボジア小学校建設物語(5)〜ガンジス川でバタフライ編〜

コルカタのマザーハウスで活動を終えた僕は、聖なるドブ川を見たくてバラナシへ。

バラナシはインドの中でも、人や文化が特に特徴的だったように感じる。

 

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早朝から賑わうガンジス川。

沐浴をする人、水汲みをする人、洗濯をする人など様々だ。

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ここは公共の生活用水であって、生活排水でもある。

 

何と言っても死体が流れていることには驚き。

死体ををガンジス川に流すと天国に行けるという考えがあるらしい。

 

そしてガートと呼ばれる焼き場が川ぞいには並ぶ。

火葬する際にも、高級な薪で燃やすと尚いいらしく、お金のある家は高級な薪で故人を送り出すようだ。

お金のない家もなるべく薪を買って火葬してもらうようだが、身寄りのない路上生活者などは、自分の死を川ぞいで静かに待っていて、命が燃え尽きると、誰かが近寄ってきて、その亡骸を川へ流す。

 

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僕は片眼のない舟こぎにお願いをして対岸からこのガートを眺めた。

火葬する前、遺体は一度ガンジスの水に浸される。

お清めのようなものなのだろうか。

そのまま布に包まれると薪が積み上げられて火が灯される。

 

ガートの中には24時間365日絶やすことなく燃え続けている炎がある。

遺体に灯された炎は燃え上がり、その炎は時より美しくさえ感じる。

命の最期と呼ぶにはあまりに強く激しい炎の横で家族は祈りながら待っている。

 

またバラナシはお祭り(お祈り)が盛んで365日休むことなく毎晩祭りをやっている。

これもせっかくなのでボートの上から眺めていた。

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翌朝、僕はまたガンジスにいた。

目的は沐浴。

昨日と同じ舟こぎに頼んで、朝のガンジスをボートで満喫した後、僕は川岸で服を脱ぎ川に入った。

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今思えば不思議なことに、そこにいたインド人に僕はカメラを預けた。

パクられても不思議じゃない。

でもなんだか、自然に頼んだ。

 

「プリーズ テイク ミー ア ピクチャー OK?」と伝えて僕は川の中へ。

ただ沐浴するだけでなく、僕にはどうしてもガンジス川でやりたいことがあった。

 

それは言わずもしれた旅人のバイブル書。深夜特急と並ぶツートップ。

たかのてるこさんの「ガンジス川でバタフライ」だ。

その名の通り、僕もやってみたい。ただそれだけだった。

 

そのバタフライの息継ぎ的なシーンが撮れたらいいなと思ってインド人に預けたカメラ。

僕がバタフライから帰ってくると。

 

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全然バタフライ撮ってねえ!!

 

戻ってくるなりテンションが高いインド人!

「さっきのあれはなんだ?」と言わんばかりにバタフライを表現したようなジェスチャーでテンション高く僕に話しかけてくる。

頼んだ相手を間違えた。

 

その後インド人に囲まれて、同じようなハイテンションでバタフライらしいジェスチャーで人だかりができた。

仕方がないので、元体育教師仕込みでバタフライを教えた。

陸トレから始まったけど、待ちきれないようだったので、途中で「GO!!」と言ったらみんな飛び込んでいった。

 

振り返るインド人たちが、水中から親指を立てて笑顔だった。

全然バタフライっぽくなかったけど彼らは喜んでいた。

彼らに手を振りながら、バタフライをちゃんと撮らなかったおっちゃんからカメラを返してもらって僕はリキシャに乗って宿に帰った。

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この後はだいぶ端折るけど、時間がなかったのでデリー方面に戻った。

 

 

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どれに乗ったらいいかわからない寝台列車で。

 

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エアコンの聞きすぎた車内で20時間。

 

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三段ベッドの一番上が僕のスペース。

ちなみに二段目は日中背もたれになる。

 

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これは乗り合わせたイギリス人が撮ってくれた顔がマジになっている一枚。

 

 

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世界遺産のタージマハルを見て。

 

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ラクダに乗って。

その後無事に日本に帰った。

 

インドは感情の振れ幅が大きくて、ものすごい優しいヤツと出会ったと思えば騙されそうになり。

ものすごい親切な人に助けられたと思ったら、宿屋のおばちゃんに冷たく断られたり。

正直帰る2日前まで早く帰りたいとさえ思っていた。

 

以下旅ノートより。

明日1日ゆっくりしたら日本に帰る。この間まで帰りたい、二度と来ないと思っていたインド。何となく帰るのが寂しい。
そりゃ嫌なこともあった。何度もキレた。でもよくわからないけど、これが人間の本質ってものなのかな?人の森インド、恐るべし。
また来よう。次はリシュケシュとジャイサルメール行きたい。青のガンガー。キャメルキャンプ。

寒い。寒すぎる言葉で締めくくられたインドの旅。

あれからまだ行けてないけど、必ず行くぜ!

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